TOEICのリスニングやってて、ナレーターの中でやたら聞き取りにくい人っていませんか?
英語をしゃべってるはずなんだけど、なんか英語に聞こえないというか、全然頭に入らないみたいな…。
ナレーションが聞き取りにくい理由のひとつに、「訛り」があります。
TOEICのリスニング問題では、色んな国の人がしゃべる英語が流れるようになっていて、そのお国の発音になってるんですね。
そして、単語によっては、我々が親しんでいるアメリカ英語と全然違うものもあったりします。
というわけで、この記事では、リスニング問題の訛りや要注意の英単語について書きます!
ぐれいと
もくじ
TOEICリスニングのナレーターの出身国と要注意の訛り単語
TOEICのリスニングでは、いくつかの国のナレーターが登場し、発音が微妙に異なります。
昔だと、TOEICのリスニング問題はアメリカ英語しか出てこなかったのですが、「英語話してるのはアメリカだけじゃないよね」ってことで、アメリカ以外のナレーターも登場することになったという経緯があります。
TOEICで出てくるのは、アメリカ系とイギリス系発音
TOEICのリスニングでは、以下の4種類の英語が使われています。
- アメリカ英語
- カナダ英語
- イギリス英語
- オーストラリア英語
この中で、我々が一番聞き慣れているのはアメリカ英語。
学校の英語の授業で聞くのもアメリカ英語です。
カナダ英語もアメリカに比較的近いので、そこまで意識することはありません。
ここでくせ者なのが、イギリス、オーストラリアのイギリス系発音!
イギリス系発音|この単語だけはおさえておこおう!
以下のツイートのように、TOEICのリスニングで特に注意すべきなのが、以下の3つの単語です。
TOEICで困惑しがちなイギリス発音
✅tour→ トー
✅advertisement→ アドバータズメント
✅schedule→ シェジュール最初聞いたとき、あまりにアメリカ英語と発音が違いすぎて「???」となった…😅
— ぐれいと@TOEIC満点に挑戦中 (@great_sci) September 20, 2020
わかりやすいようにカタカナで書くと、こんなかんじです。
単語 | アメリカ発音 | イギリス発音 |
---|---|---|
tour | トゥアー | トー |
advertisement | アドバタイズメント | アドバータズメント |
schedule | スケジュール | シェジュール |
ぐれいと
訛り英語に慣れるにはどうしたらいい?
訛り英語に慣れるにはどうしたらいいでしょうか?
基本的には、上であげたような単語の発音の違いは知っておくとして、あとは純粋にリスニング力を上げるしかないと思ってます。
TOEICでは訛りがあるといっても、リスニング力がある程度あれば聞き取り可能な程度の訛りです。
訛り英語が聞き取れない場合、ベースとなるリスニング力が低いことが要因としては大きいでしょう。
なので、訛り英語に特化して対策する必要はなくて、公式問題集などでしっかり練習するのが近道ですね。
なお、TOEIC公式問題集だと、以下のように解説にナレーターがどの国の発音であるかがわかるようになっています。
※左:冒頭の説明。米国、英国、カナダ、オーストリア発音は国旗マークで区別される
※右:リスニング問題の解答ではナレーターごとにどの国の発音であるかわかるようになっている
ナレーターがどの国の発音なのかを意識しながら何度か音声を聞き直せば、それぞれの国の発音の特徴がつかめると思います。
イギリス英語とオーストラリア英語について
特に要注意の単語は上記のとおりですが、そうはいってもイギリスとオーストラリアの発音は独特。
もうちょっと詳しくみてみましょう。
ぐれいと
イギリス英語
イギリス英語の発音は以下のような特徴があります。
- アメリカ英語に比べると抑揚が少ない
- “t”の音をはっきり発音する
- “r”の音を発音しない
1.アメリカ英語に比べると抑揚が少ない
アメリカ英語だと疑問文で語尾が上がりますが、イギリス英語だと疑問文でも語尾を上げず、あまり抑揚がないかんじになります。
2.”t”の音をはっきり発音する
例えば、”water”の”t”を「ウォータ」のような感じで発音します。
3.”r”の音を発音しない
“car”を「カー」のように発音します。(日本人のカタカナ英語と似たような発音)
イギリス発音についてはこちらの動画が参考になりますね。
オーストラリア英語
オーストリアもイギリス系の発音なので、イギリス英語とそう大きくは変わりませんが、オーストリア特有のものもあります。
1番有名なものだと、“day”を「ダイ」のように発音することですかね。
アメリカ英語だと「Today→トゥデイ」ですが、オーストラリア英語では「Today→トゥダイ」のようになるわけです。
あと、オーストリア特有の単語の省略形があります。
- breakfast→ brekky(ブレッキー)
- barbecue→ barbie(バービー)
- laptop→ lappy(ラッピー)
なんか呼び方が可愛い(笑)
あと、オーストラリア英語で使われる特有の表現もありますね。
- servo:ガソリンスタンド
- sanga:サンドイッチ
- arvo:午後
さすがに、ここまでローカルな単語はTOEICではでませんが…。
オーストリア英語を知るにはこちらの動画がいいですね。
前半の方で、オーストリアとアメリカ英語のアクセントの比較しており、イギリス発音にもふれられているので、勉強になります!
ぐれいと
まとめ
というわけで、リスニングの訛りについて書いてきました。
まとめると、
- TOEICのリスニング問題では、
- イギリス系の発音は独特で聞き取り辛い
- の3つの単語の発音は覚えておこう
- TOEICでは訛り英語の特別な対策はあまり必要なく、基礎的なリスニング力を上げるのが近道
ということですね。
お役に立てば幸いです!