社会人をやっていると、ときに英語をしゃべらなければならない場面に遭遇しますよね。
ただ、多くの人は、「英語が話せない・・・」と苦手意識を持ってるんじゃないでしょうか・・・?
僕も、TOEICのスコアはそこそこ良いものの、英会話がからっきしダメ。仕事で海外の人と話す場面で、コミュニケーションをうまく取れずにもどかしい思いをしてました・・・。
そこで、これはいかんと思い一念発起!
英語が話せるようになるために悪戦苦闘した結果、そこそこしゃべれるようになったので、その苦労の過程を書いてみたいと思います。
そして、僕の経験から導き出された超効率的英会話の練習法もシェアします!
ぐれいと
もくじ
【悲報】TOEIC900でも英語が話せない・・・
まず伝たいのは、英語をしゃべることは、英語の読み書きとはまた違った能力であるということです。
僕は学生のときから英語はそこそこ勉強してて、TOEICも当時900点近くありました。
なので、自分で結構英語ができる人という意識がありましたね(笑)
でも、実践(仕事の場)で使い物にならず、かなり悔しい思いをすることに・・・。
英語の会議で言葉が出てこず、悔しい思い
以下、僕の英語がしゃべれず悔しい思いをした経験です…。
仕事で、アメリカにある海外子会社との定例ミーティングの仕切りを先輩から引き継ぐことになりました。
会議では、海外子会社で開発中の製品について、進捗状況や製品仕様をヒアリングするというのが目的です。
初回のミーティング。
とりあえず、事前に用意したカンペを見ながら、「進捗状況はどうですか?」と聞いて、向こうの人に状況を説明してもらいました。
しかし、その人がしゃべっている英語が3分の一くらいしか聞き取れず、ちんぷんかんぷん。
説明が終わって、とりあえず”Thank you”とだけ言いました。
続けてなにかしゃべらなきゃと思い、「あー…」と声を出したものの、次に続く言葉が出てこず…。
しばらく、沈黙の時間が流れました。
ようやく意を決して、製品の仕様を質問しようと口を開きましたが、
“Ah…. this function … what …. what is that?”
みたいに、語順がめちゃくちゃで、ほぼ単語だけを連呼をしているような状態。
幸い周りの人が助け舟を出してくれたり、向こうの人が忍耐強く答えてくれたおかげで、おぼろげに聞きたいことは把握できましたが、会議の成果としてはかなりイマイチでした。
こんな調子でしばらく毎月会議があり、かなり心労でしたね・・・。
ぐれいと
TOEICが良くても英語がしゃべれないのは当たり前
TOEIC900点って、英語がすごくできる人ってイメージじゃないでしょうか?
当然英語をペラペラにしゃべることができるだろうと思うわけです。
しかし、実際はTOEICが900点位あっても僕みたいに英語がしゃべれない人は結構いると思います。
でも、これはよく考えれば当たり前の話で、TOEICで測定しているのは、
- 読む(Reading)
- 聞く(Listening)
の2つの能力だけです。
英語をしゃべる(Speaking)というのは能動的な能力なので、Reading、Listeningの受動的な能力とは別物なのです。
英会話の場合、相手が言っていることを聞き取った上で、自分が言いたいことをパッと英語にするという、瞬発力が求められます。
当然、日本語で考えたことを英語に翻訳していては、間に合いません。
英語が反射的にさっと口から出てくるように訓練が必要です。
というわけで、TOEICで高得点を取っても英語が話せないのは当たり前と言えば当たり前なのです。
僕が英語を話せるようになるまでにやったこと
そんなわけで、僕の場合、定例会議を卒なく回せるくらいに英語をしゃべれるようになることが急務でした。
毎回会議であのバツの悪い思いを味わうのはもう嫌です・・・。
当初は「とりあえず英会話教室にいけば、英語が話せるようになるだろう」と気楽に考えていました。
しかし、結果的には、英会話教室だけではうまくいかず、諸々の方法を試して、それなりの時間を要することになりました・・・。
以下、僕が英語が話せるようになるために、色々やったことです。
- 英会話教室(ベルリッツ)
- オンライン英会話
- 英語サークル(英会話倶楽部)
- 海外ドラマの視聴
ぐれいと
英会話教室(ベルリッツ)に通う
英語が話せるようになりたい! →だったら英会話スクール
という安直な考えで、まずは英会話スクールに通うことにしました(笑)
で、英会話スクールは業界の中でもお高いと評判の、ベルリッツ(Berlitz)に通いました。(当時いた会社からちょっと補助が出たので)
ベルリッツでは、はじめはグループレッスンを受講していました。
だいたい、3人くらいのグループでやるのですが、他の人が言葉につまって「えー」とか「あー」とか言っているとイライラしたり(笑)
「自分が話す機会が少なくて効率が悪いな」と思い、半年くらいやってマンツーマンレッスンに切り替えました。
ベルリッツのマンツーマンレッスンは結構良かったです。
講師の先生もビジネス経験がある人がいて、結構実践的なシチュエーションを想定してレッスンをやってくれました。
(例えば、プロジェクト進捗を確認するシミュレーションをするなど)
ただ、マンツーマンも1年くらいやったのですが、劇的に英語が話せるようになったという実感はなかったです・・・。
原因はやはり、英語を話す頻度が少ないことだと思いました。
マンツーマンレッスンは、1週間に2コマ(1時間半)を取っていましたが、それでも、レッスン料が半年で40万円近くしました。
さすがに、これ以上頻度上げるとお財布が追いつかないし、通学するのも結構負担です・・・。
というわけで、いったんベルリッツは辞めて、英語をもっと頻繁に話せるような別の方法を検討することにしました。
オンライン英会話
英語を話す頻度を上げるため、なにかいいやり方はないかと調べたところ、オンライン英会話(Skype英会話)というのがあることを知りました。
オンライン英会話とは、
PCなどを使って、海外にいる先生(多くはフィリピンのお姉さん)からオンラインで英語のレッスンが受けられるサービス
のことです。
オンライン英会話の魅力は、受講料を非常に安いことです。
例えば、オンライン英会話の有名どころのレアジョブ英会話だと、毎日1レッスンできる日常英会話コースが月額5,800円!
普通の英会話スクールが安いところでも週1回で月1万円以上するのに比べると、とんでもない安さです。
先生の質という点ではおそらくベルリッツと比較にならないと思いつつも、「とにかく英語を話す頻度を上げたい!」ということでオンライン英会話を始めることにしました。
オンライン英会話は、だいたい週に3, 4回のペースで、3年続けました。
私が利用していたサービスでは、カランメソッドという学習法を取り入れたコースがあり、これをメインでやりました。
その他、テーマを決めて、先生とフリーディスカッションするコースを選んだりしました。
オンライン英会話を継続したのはかなり効果がありましたね。
簡単なセンテンスであれば反射的に言葉出てくるようになり、最初に比べると格段に英語が話せるようになりました!
ぐれいと
英会話サークル
オンライン英会話と並行して、「英会話倶楽部」という英会話サークルにも行きました。
毎回500円の参加料を払って、公民館みたいなところに集まって、英語で会話するというもの。
先生はおらず、あくまで、参加者(多くは日本人)同士が、出されたお題について英語で話す、という趣旨の会です。
ただ、僕の場合、平日は仕事があるので、行けても週末の1〜2回くらい。
英語をアウトプットの場として、武者修行のようなイメージで参加していました(笑)
効果の程は「?」ですが、アウトプットの機会を増やすという意味では意義があったと思います。
あと、参加している人は海外思考の人が多くて、純粋に話していて楽しかったですね。
ぐれいと
海外ドラマを視聴
オンライン英会話と並行してやったのが、海外ドラマを見ることです。
ドラマの中で使われている「ネイティブらしい会話表現を盗もう」というのが狙いでした。
ネイティブの会話だと、句動詞という、”make”, “put”, “come”といった簡単な動詞と前置詞を組み合わせた表現が多用されます。
その他にも、ネイティブ特有の英語の言い回しがあり、そういうのを身につけるのに海外ドラマが良いと聞いたからです。
それで、勉強のために見たのが「フレンズ」という海外ドラマ。
フレンズは、英語学習の上級者の間では評判でして、生きた英会話のお手本のような作品。
動画配信サービス(Hulu)で、英語字幕をつけて何度も視聴して、セリフを覚えたりしてました。
ただ、僕はもともと映画やドラマはそこまで好きではないので、あまり続きませんでした・・・。
逆に言うと、映画やドラマが好きな人は、楽しめるし英語も勉強できるしで、非常に良い方法だと思います。
まとめ
以上、僕がやってきた英会話の練習法についてでした。
コストと効果をまとめると、こんなかんじですね。
練習法 | コスト | 効果 |
---|---|---|
英会話教室 | 高 | 中 |
オンライン英会話 | 中 | 高 |
英会話サークル | 低 | 低 |
海外ドラマ | 中 | 低 |
※あくまで僕(ぐれいと)の体感値です
そんなわけで、自分の経験から、英語が話せるようになるための最短の学習法は、
オンライン英会話でガンガンに英語をしゃべる
だという結論に至りました!
結局、英会話の力を上げるためには、実際に英語を口に出すという訓練を積むしか無いんですよね。
もちろん、自分がしゃべった英語に対して適切なフィードバックも必要です。
ただ、それは英語をしゃべる頻度が一定以上担保されていることが前提。
なので、ベルリッツのようなスクールに通っても、英語を話す頻度が少なければ、成長は限定的・・・。
低価格でたっぷりと話す機会があるオンライン英会話でひたすら千本ノックをするのが最適解なのです。
英語がしゃべれなくて悩んでいる人の参考になれば幸いです!