TOEICはメモ禁止!リスニング問題でかわりにできることは?

禁止事項

どもー、ぐれいと(@great_sciです。

 

TOEICの試験で、メモを取りたい場面って出てきませんか?

特に、Part3や4は、リスニングする文章が長いので、「あ〜メモ取りたい〜」という衝動にかられます(笑)

 

しかし、残念なことに、TOEIC L&Rでは、メモを取る行為が禁止されています・・・。

 

というわけで、この記事では、TOEICのメモ行為について、禁止されてる理由やメモに代わる対策を深掘ってみたいと思います!

ぐれいと

ぐれいとです。試験本番で、無意識に問題用紙に走り書きして、慌てて消したことがあります…

TOEIC L&Rではメモ(問題用紙への書き込み)を明確に禁止

以下のように、TOEIC L&Rでは、メモを取る行為を明確に禁止しています。

問題用紙、ならびに解答用紙の所定の記入欄以外への書き込みは禁止です。

「書き込み」には以下の全てを含みます。

  • メモを取る
  • 線を引く
  • 〇、×、レ等の印をつける

出典:【TOEIC L&R】問題用紙への書き込みはできますか?(公式サイトのFAQ)

要は、解答用紙にマークをする以外は、問題用紙・解答用紙への書き込みが一切禁じられている、ということですね。

テストの試験会場でも、書き込み行為禁止については注意事項として読み上げられますね。

ぐれいと

余談ですが、TOEIC S&W(TOEICのスピーキング、ライティング版)の方はメモを取ることができるんだそう(公式FAQ

メモがばれると即失格?

では、メモしてるのがバレるとどうなるのでしょうか?

TOEICの公式サイトによれば、メモを取る行為(=解答用紙の所定欄以外への書き込み)は違反行為になっており、違反行為には下記のような対応が行われます。

  • 試験官による注意・警告
  • 試験途中でご退場いただく
  • 手荷物の確認
  • テストの採点をしない
  • 当協会またはETSの運営するテストに関する受験資格を剥奪する
  • 当協会またはETSの運営するテストに関するスコア(過去に受験したものを全て含む)を無効(キャンセル)にする

出典:注意事項(公式サイト)

ヘタをすれば失格になったり、受験資格が剥奪されたりする可能性がわけですね・・・。

 

ただ、ネットの体験を読むかぎり、メモ行為が見つかった場合は注意・警告で済むそう。(注意書きが書かれたイエローカードを見せられるんだとか)

おそらく、いきなり退場になるということはないと思います。

 

とは言え、TOEICは時間が超タイトで、そもそもがっつりメモを取るような余裕はあまり無いですし、メモを取ったからといって劇的にスコアが上がるとも思えません。

リスクを犯してまでメモを取るのは全く割りに合わないですね。

ぐれいと

メモ行為は、リスクの割に得るものが少ないです。いずれにしても、やるべきではないですね。。

TOEICでメモが禁止される理由は?

余談ですが、なぜTOEICではメモが禁止されているんでしょうか?

僕はTOEIC以外にも色んな資格試験を受けたことがありますが、問題用紙へのメモが禁止されるのはTOEICくらいのものです。

何でTOEICだとメモがダメなのか?

 

おそらく、その主な理由は試験問題の漏洩防止だと思われます。
(公式には明確に理由は述べられていませんが)

 

というのも、TOEICは本試験の問題を使い回していると言われます。

なので、例えば、「リスニング問題をメモして、メモをもとに問題をひたすら暗記し、試験後に問題を再現する」みたいな人が現れると、本試験の問題が流出してしまう可能性があります。(TOEIC対策業者とかがやりそうですね)

本試験でそのまま出される可能性がある問題とあらば、高いお金を出して買う人も出てくるでしょう。

事務局がメモを禁止したくなるのもうなずけますね。



リスニング問題でメモのかわりにできることは?

メモ以外にできることは?

というわけで、TOEIC L&Rにおいてメモはダメ!

ただ、そうはいっても

あー、ちょこっとでいいからメモしてえなぁ〜

みたいな場面もありますよね?(僕はあります(笑))

具体的には、以下のような場面でメモをしたくなるんじゃないかと思います。

メモがしたくなる場面
  • リスニングの内容を書き留めたい
  • 明らかに違う選択肢に印(バツ)をつけたい
  • 自信がない問題に印をつけたい

上記のような場面において、メモのかわりにできることをご紹介します!

リスニングの内容を書き留めたい

TOEICで一番メモがしたくなるのは、やはりリスニング問題をやっているときですね。

特に、Part3や4は、結構長めの会話やアナウンスをリスニングすることになります。

メモを取らずに細かいところまで記憶するのはなかなか難しく、「聞き取った内容をちょっと書き留めたい」という要求に駆られます・・・。

 

この場合の対策としては、

設問を先読みしておいて、覚えるべきポイントを絞る

です!

Part3や4ではナレーションが流れる前に設問を先読みしておくのが鉄則です。

これによって、どこが問われるのかを事前に把握しておけば、設問の答えとなる箇所に集中して記憶に留めることができます。

設問の先読みについては、以下の記事で詳しいテクニックを書いています。

先読みした設問が覚えられない 【TOEICリスニング】先読みした設問が覚えられないあなたへ

 

もう1つ、メモを取らずにリスニングした内容を記憶する方法としては、

リスニングで聞き取った内容を頭の中で映像でイメージする

というのも有効です。

これを意識すると記憶に残りやすくなります!

 

例えば、Part 4の問題で、フライトの時間が変更になったというシーンが出題されたとします。

その際、

The departure will be 9:30 p.m.

というアナウンスを聴いたら、「外が暗くなった空港のロビーをイメージする」みたいなかんじですね。

合わせて「午後9:30だから先に晩ごはん食べないとなぁ」みたいなことも印象付けておくと、時刻を思い出しやすくなります。

 

この「先読み+イメージで記憶」の合せ技で、メモを取らずとも解答に必要な情報を頭に残せるように訓練しましょう!

明らかに違う選択肢に印(バツ)をつけたい

リスニングのPart1, 2などで、「明らか違う選択肢/正解っぽい選択肢」に印をつけておきたい、という場面があります。

しかし、問題用紙の選択肢に印をつける行為も当然ながら禁止事項に該当するのでNGです・・・。

 

具体的な場面としては以下のようです。

Part1, 2では、選択肢(A, B, C)が音声で読み上げられます。

このとき、ぼーっとしていると、Cの選択肢が読み上げられた後で、

あれ、選択肢Aってどんなんだったっけ…?

みたいに前の選択肢を忘れてしまうことがあります。

問題用紙には選択肢は書かれてないので、迷った結果、当てずっぽうで答えをマークするハメになりがちです。(僕の体験談…)

 

この場合どうすればよいか?

おすすめなのが、選択肢をリスニングしている際に、

「これが正解かなぁ」と思う候補の選択肢にペンの先を置いておく

という方法。(指を使ってもいいです)

 

具体的なやり方としては、

・まずマークシートのAのところにペン先を置く
・Aの選択肢を聴いて、「明らかにAは間違い」と思ったら、ペン先をBのところに移動する(逆に「Aが正解かも?」と思ったらペン先をAに置いたままにする)
・次にBの選択肢を聴いて、もしBのほうが正解っぽいと思ったら、Bにペン先をずらす
(逆に、Bは違うと思ったら、ペン先はAに置いたままにする)

みたいなかんじです。

TOEICメモ_ペン先を置く
※左:Aの選択肢をリスニングした後、Aが正解の候補だと思ったらAにペン先を合わたままにする
※右:Bの選択肢を聴いて、Bの方が正解の可能性が高いと思ったらBにペン先を移動させる

そして、最後の選択肢まで聞いて、ペン先を置いている選択肢を答えとしてマークします。

こうすることで、正解の候補となる選択肢を忘れることがないし、自動的に消去法で問題を解くことも実践できるので、一石二鳥です!

自信がない問題に印をつけたい

主にリーディング(Part 5〜7)の問題を解いている際に、

答えに自信がないので時間があれば後で見直したい

みたいな問題があると思います。

後で見直したい問題は問題用紙にチェックを付けておきたいところですが、これも禁止行為にあたってしまいます・・・。

 

こんな場合におすすめなのが、

マークシートで、自信が無い問題のマークを仮塗りにしておく

です。

上記のような自信がない問題が出てきたら、とりあえずどれかの選択肢をマークシートに仮塗り(線を引くなどして完全に塗りつぶさない)しておきます。

 

こうすることで、仮塗りの箇所が目印になってくるので、見直しの時間ができたときに、マークシートを見ればすぐに戻ってこれます!

ぐれいと

注意点として、試験時間終了までには借塗りの箇所をちゃんとマークするのを忘れないようにしましょう

 

余談ですが、マークシートのマークをするときはマーク専用のペンを使うとすごく楽です。

芯が通常のシャーペンよりも太くて、ペン先を2, 3往復するだけで、マークが塗れてしまうというすぐれもの!

TOEIC_マーク専用のペン
※左:僕が使っているステッドラー シャーペン(1.3 mm)
※右:通常のシャーペンとの比較。芯が太いのでマークが楽ちん!

TOEICを少しずつでも有利に進めたい方は揃えておきましょう。

なお、TOEICのマークシート記入のタイミングについては下記の記事で詳しく考察しています。

マークのイメージ TOEIC|マークシート記入のベストタイミングはこれだ!

まとめ

というわけで、TOEICのメモ行為について色々書いてみました。

まとめると、

  • TOEICでは問題用紙などへのメモは禁止
  • メモがばれると、おそらく注意・警告を受ける
  • Part1, 2では、選択肢に指を置くとよい
  • Part3, 4は、イメージで記憶に残す+設問先読み
  • 後でマークしたいときは、解答用紙に線で下書きしておく

ということですね。

 

TOEICで問題用紙などへの書き込みは禁止なので、メモしなくても大丈夫なように工夫が必要です。

この記事を参考に、何度か本番形式の演習を行って、自分なりのやり方を確立しておくのが良いと思います。

お役に立てば幸いです!

 

なお、TOEICでいいスコアを取るにはぶっつけ本番はダメで、事前にしっかり対策しておくことが重要です。

しかし、世の中にはTOEIC対策を謳う書籍や教材が山のようにあり、どれを選んだら良いか悩ましいところ。

そこで、以下の記事でTOEIC対策におすすめの参考書を3つだけに絞って紹介しています!

TOEICの参考書のイメージ TOEICの参考書 必要なのはこれだけ!おすすめを厳選

 

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