TOEICは時間的にハードな試験。
リスニングだと、Part3や4は時間が足りなくなりがちです。
そんなTOEICのリスニング問題で、音声が流れている途中で、問題を解いたりしてませんか?
実はこれ、良くないです。
リスニングしているときには、他の作業をせずに聴くことに集中するべき。
その理由をTOEICスコア955の僕が解説します!
ぐれいと
もくじ
TOEICリスニングの最中はマルチタスク厳禁!
TOEICのリスニング問題で、ナレーションが流れている最中は、音声を聴くことだけに集中するべき。
リスニングしながら、設問や選択肢を見たり、解答をマークする
といったマルチタスクはやらないほうが良いです。
その理由は以下の通り。
人間はマルチタスクができない
基本的に、人間の脳は複数の処理を同時にできるようにはなっていません。
普段、我々がマルチタスクと思っているものは、シングルタスクを短い時間で切り替えているに過ぎないのです。
特に、高度に集中しなければいけないタスクをこなすとき、他の作業を並行して行うと、大きく効率が低下することがわかっています。
(詳しくはシングルタスクという本を参照)
多くの人にとって、TOEICのリスニング問題はめちゃめちゃ神経質を集中させなければ、内容が聴き取れないはずです。(というか、どんなに集中しても全部を聴き取るのは難しいはず)
つまり、高度な集中を要する作業であると言えます。
なので、リスニングしながら他のことをやる余裕は無く、マルチタスクをやってしまうと効率が大きく下がることはご理解いただけるんじゃないかと思います。
リスニングしている最中は他の作業はしてはいけない
上で述べたように、TOEICの場合もリスニングの時は耳に集中して、それ以外の作業をすべきではありません。
しかし、よく巷で言われるのが
Part3, 4の問題で、ナレーションが流れている途中で問題を解いていく
というやり方。
TOEICの必勝法っぽく言われることもありますが、上記の理由(人間はマルチタスクはできない)で、おすすめしません。
リスニングをしながら英文を読むことになるので、確実に脳の処理が分散されます。
その結果、リスニングの聞き逃しにつながります。
もし「聴きながら問題を解く」ができるとすれば、それはTOEICで満点を狙えるくらいの実力がある人に限られます。
しかし、そのくらいの実力がある人なら、ナレーションを聴き終わった後から問題を解いても十分に間に合うはずなので、やはりリスニング中に問題を解く必要は無いと言えますね。
例外的に図表問題はリスニング中に参照したほうが良い
例外的に、Part3, 4で出題される図表問題については、リスニング中でも参照したほうが良いです。
図表問題とは、問題用紙の図表を参照しながら回答する問題。
こんなやつですね。
※TOEIC公式問題集より
図を見ながら聴くことで、どこのことを話しているのかがわかりやすくなります。
あと、図表は文字情報が少なく、見ながら聞いても脳にそれほど負担をかけないので、聞き逃しのリスクは少ないでしょう。
TOEICリスニング問題の聞き方|目を閉じる or 虚空を見つめる
上記のように、リスニングに集中するためには、「音声を聴くこと以外の作業はやらない」ということが大切です。
では、リスニングしている最中は、どういう聞き方をするのが良いのでしょうか?
2つの方法をご紹介します。
- 目を閉じる
- 虚空を見つめる
目を閉じる
リスニングしているときに目を閉じるのが、集中するための良い聞き方です。
僕もリスニング問題で音声が流れているときは、基本的に目を閉じています。
目を閉じることで、余計な視覚情報がシャットアウトでき、耳で聴くことに集中できます。
ただ、目を閉じると
- 眠くなってしまう
- 逆に余計なことを考えてしまう
などで集中できない人もいるようですね・・・。
虚空を見つめる
「目を閉じると逆に集中できない」という方は、虚空を見つめるのがおすすめです。
具体的に言うと、目を閉じずに、問題用紙の空白部分をぼんやりと眺めるのが良いと思います。
ただし、文字は見ないこと。
文字を見ると、無意識に頭がその意味を解釈してしまいます。
(Part 1でぼんやり絵を見るくらいならOKですが)
「リスニングの際に目を閉じるor開ける」は、自分がやりやすい方で良いです。
ぐれいと
まとめ
というわけで、TOEICのリスニングに集中する方法を色々と書いてきました。
まとめると、
- 人間はマルチタスクはできない
- リスニング問題を聴いている最中は、他の作業はしないほうが良い
- 例外的に図表問題は見ながらリスニングしてもいいかも
- リスニングに集中するためには、目を閉じるor虚空を見つめるのが良い
ということですね。
参考になれば幸いです!